IPO(新規上場株式)について

IPO とは、initial public offeringの略で、「新規上場株式」や「新規公開株」などと訳されます。
これは、未上場の会社の株式を投資家に売り出し、それを証券取引所に上場して売買可能にすることを言います。
新規上場を果たす企業がこれにより得られる利点としては、証券市場における資金調達が可能になることに加え、知名度や信頼度の向上や、それに伴う優秀な人材の獲得、事業展開の円滑化などを挙げることができます。
IPOの仕組みは次の通りです。
まず、上場の予定される新規公開株は、いくつかの証券会社に配分されます。
次に、証券会社はこの購入を投資家に募り、抽選で当たった投資家は、上場前にこれを購入する権利が得られます。
そして、いよいよ上場日、投資家はこれを株式市場で売りに出すことで、IPO株は別の投資家の手へと渡っていきます。
投資家がIPO株を上場前に手に入れる手順は次の通りです。
まず、証券会社に口座を作ります。
すでに口座を持っていればこれは不要ですが、この配分を受けていない証券会社から購入することは当然できませんから、注意が必要です。
次に、申し込み期間(「ブックビルディング期間」とも呼ばれる)に申し込みを行い、抽選を待ちます。
当選したら、購入期間に購入の意思表示をします。
そして、上場日にこれを売ります。
もちろん、売却せずに持ち続けることも可能です。
IPOの初値は、公開価格を上回るケースが少なくありません。
つまり、売却した投資家にとっての利益をこれは意味します。
2014年は77社がIPOを果たしましたが、初値が公開価格を上回ったのが59件、下回ったのが15件、同じだったのは3件でした。
つまり、この年はIPOの8割近くが上場初日に良いスタートを切ったことになります。
こうした実績から、IPO株の人気は高いものとなっています。

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